山梨県笛吹市の芦川町という場所にある古民家宿に宿泊してきました。芦川町は甲府と富士山の間にあり、山合にひっそりとある集落です。芦川には「澤之家」と「坂之家」という2つの古民家宿があるのですが、今回は築100年程度になる古い古民家を改装した澤之家に宿泊しました。澤之家は2020年の8月に改装したばかりだそうで、田舎のおばあちゃんの家に来たようなどこか懐かしさを感じる素敵な宿です。囲炉裏や庭の焚火で調理する食事も今まで経験したことがなかったので新鮮で面白い体験でした。
澤之家へのアクセス
澤之家は、山梨県笛吹市の芦川町にあります。田舎のため、交通インフラが整っていないので自家用車やレンタカーで行くことをおすすめします。一応山梨側からはバスが集落の近くまであるようです。車で来る場合、中央自動車道の一宮御坂IC及び河口湖ICから30分程度の位置にあります。

澤之家のすぐ裏に駐車場があるため、車で直接宿に行くことができます。ただ、宿手前の道路の幅が狭く、急な坂道になっているので気を付けて下さい。
古民家宿 澤の家
宿の周囲は竹箒を利用した柵が設置されていました。風情があってなかなか良い感じです。

澤之家は「るうふ」というホテルチェーンの1つらしく「る」という文字の暖簾がかかっています。

門から宿へのアプローチには石畳が敷かれており、良い雰囲気です。

これが宿泊する古民家です。約築100年らしく趣のある建物です。庭にはバランスよく草木が植えられておりとても風情があります。

宿の入り口付近にある建物は倉庫のような感じで、建物の前には薪が積んであります。倉庫が目隠しになって外からあまり見えにくいのもいい感じです。庭の中央には焚火ができるスペースがあり、ベンチと鉄製の器の上に薪が置いてありました。

様々な種類の植物が植えられており、散策するのが楽しくなります。ブルーベリーなんかもありました。

宿の横は山になっており、樹齢も古そうな立派な木が生えていました。

庭の片隅に祠のようなものもありました。「る」と書かれた瓦で作られた置物もありました。芸が細かいですね。

古民家の中はかなりきれいにリノベーションされています。2階まで吹き抜けになっており、開放感があります。太い梁がかけられており、使い込まれた色合いに歴史を感じます。

奥に囲炉裏が設置されており、ここで食事をします。

部屋の中からも庭が見渡すことができ寛げます。

椅子の前にある机の上にiPadが置いてあり、チェックイン時はテレビ電話でスタッフの人とやり取りをします。コロナの影響で極力人と接しないようなオペレーションにしているようです。

2階への階段です。かなり急で手摺がないので少し怖かったです。

2階の吹き抜けです。屋根の下に何もなく構造が良く分かります。

2階の奥にベッドが4つ設置されています。夜はとても静かで虫の音のみが響いてくる感じでした。

お風呂は五右衛門風呂のような感じでした。

トイレです。

食事
夕食は、鯛の塩釜焼と囲炉裏でのバーベキューでした。鯛の塩釜焼は庭で焚火をおこして焼きます。焚火はなかなかうまく火が点けれなくて大変でしたが、普段こういったことはできないのでとても楽しい時間でした。

鯛をダッチオーブンで焼き上げます。ちなみにチェックインの際に夕食の準備を自分でやるかスタッフにお願いするか選べるのですが、基本スタッフにお願いした方が無難だと思います。最初自分でやるつもりでしたが、食材を持ってきてくれたスタッフの人が大変ですよとアドバイスしてくれたので準備はお願いすることにしました。夕食の準備は慣れているスタッフの方でも大変だったので自分達だととんでもなく時間がかかったと思います。焚火の火を起こすのを手伝っただけでもかなりの時間がかかりました。

囲炉裏でのバーベキューです。

肉や野菜もたっぷりな上に鯛の塩釜焼もあるのでお腹一杯です。焼マシュマロもあったのですが、食べきれませんでした。

朝食はスタッフの方が炊飯器のタイマーをセットし、冷蔵庫に材料を準備してくれているものを自分で準備して食べます。おかずの種類も多くとても美味しかったです。

まとめ
澤の家は今まで宿泊したホテルや宿のような至れり尽せりのサービスを受けるような宿とは違い、自分で自由なスタイルで過ごすような宿でした。焚き火をしたのも数十年振りだったので本当に面白かったです。一棟貸のため、人の目を気にせずに過ごせるのも良かった点です。花火も久しぶりに楽しみました。withコロナの時代だと人との接触は気になるところです。人に感染させられたくないし感染させたくもない。その点一棟貸の宿であれば安心して利用することができます。皆さんも機会があれば是非利用してみてください。

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