体外受精(自然周期)における採卵と採精の流れ

不妊治療

不妊治療で体外受精を選択した場合、まず採卵周期で採卵を行います。採卵当日には採精も同時に行い、精子と卵子を一緒にして受精させます。採卵は採卵針で卵子を採取するため少し体に負担がかかりますが、日帰りで行うことができます。病院によって手続きや流れは異なると思いますが、どのような流れで行うかについてご紹介します。

採卵当日までの流れ

〇生理3日目に病院を受診(スタート)

まず、生理3日目に病院を受診します。血液検査を行い医師が採卵にあたって問題ないと判断すると排卵誘発剤のクロミッド(クロミフェン)を処方されます。

☟ 約7日

〇採卵予定日の2日前

採卵予定日の2日前に再度病院を受診します。血液検査、内診で卵巣の状態を確認した結果から採卵予定日を決定します。卵子の発育状態によって採卵日は若干前後します。この日の夜に卵子の最終的な成熟を促し、約36時間後に排卵させる薬(スプレキュア)を使います。

☟ 約1日

〇採卵予定日の前日

排卵を抑制するためボルタレン座薬を2回使用します。

☟ 1日

〇採卵及び採精

採卵の流れ

〇受付

病院で受付を行い、血圧を測定します。

☟ 約30分

〇採卵フロアへ移動

採卵を行うフロアへ移動し、着替え、トイレなどを済ませ採卵の準備が整うまでベッドで待機します。

☟ 約40分

〇採卵室へ移動

採卵室に移動し、採卵します。採卵は10~15分で終了します。医師は1人、看護師4~5人のチームで採卵します。手術台に乗り、足を固定後、消毒を行い、超音波で卵巣の状態を確認しながら採卵針で卵子を採取します。モニターで採卵する様子が確認できます。左右の卵巣から卵胞ごと卵子を吸い出します。体の中に注射針が入ってくる感覚もはっきり認識でき、我慢できないほどではないが痛いものは痛いそうです。ただ、卵子がある位置によって針を刺す程度も変わり、深く刺す位置だとかなり痛いそうです。これまで複数回採卵しましたが、医師の力量によって痛みにも差があるようです。

☟ 約15分

〇採卵室を出てベッドへ移動

採卵が終了するとベッドへ移動し、休みます。少し休んでいると看護師の方が来られ、何個採卵できたかを教えてくれます。約15分程度ベッドで安静にした後、トイレで出血の有無を確認します。問題がなければ採卵フロアを出ます。

☟ 約40分

〇培養士からの説明

培養士から採取した卵子が成熟したものであるか、採取した精子の状態(運動率、奇形率、濃度など)について説明を受けます。また、受精方法(振りかけ法または顕微授精)について確認があります。

☟ 約20分

〇医師の診察、会計

医師の診察で今後の流れについて説明を受けます。受精したかどうかについては後日電話で確認します。その後、会計を行い採卵、採精は終了です。

採精の流れ

〇受付

受付を行い、待合室で採卵の準備が整うまで待ちます。

約50分

〇採精フロアへ移動

採精フロアへ移動し、待合室で卵子が採卵されるのを待ちます。待合室には他にも待っている方もいますが、皆黙々とスマホを操作しています。

約40分

〇採精ルームへ移動

卵子が無事採取できたことが確認されると呼び出しがあります。採精するカップ、リモコン、布シートなど一式を受け取り、指定された採精ルームに入ります。採精ルームの中には、手洗い、ソファ、本、ビデオなどがあります。ちなみに防音性は全くなく外の音が良く聞こえます。また、ごみ箱に前の人のものも残っているのは微妙な気持ちになります。スペースもそれほどないので精神的な面で採精に苦労する人も多いと思います。

約X分

〇培養室へ提出

採精が終了すると、採精ルームにある培養室の窓口へ提出します。提出すると採精フロアを出て、待合室に行き終了です。

まとめ

採卵、採精は日帰りで終了するとはいえ、それなりに時間がかかります。特に採卵は採卵針で何ヵ所も刺すので体への負担が大きいです。採卵後は痛みで普通には歩けない状態になることもあるので、可能であれば車で送迎した方が良いと思います。また、採卵後には抗生剤を2日飲む必要があります。水分をしっかりとってゆっくりと体を休めてください。

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