アパート経営 傷害事件を起こした入居者に退去してもらうまで

ビジネス

アパート経営をしていると様々なトラブルが発生します。私が所有するアパートで以前入居者同士の仲が悪くなり傷害事件が発生したことがありました。地域の新聞にも載り、障害事件ということもあり加害者には退去してもらうことにしました。ただ、退去してもらうのも簡単ではありませんでした。

トラブルの経緯

ある日、アパートの管理をお願いしている管理会社から電話がありました。内容は入居者同士でトラブルになり傷害事件となり、警察から連絡を受けたので立ち会ったとのことでした。2階の入居者の方が引っ越し作業をしていたらその音がうるさく気に障ったため、1階の入居者の方が刃物を持って恫喝をしたようです。以前から1階と2階の入居者の方達は仲が悪く、何度か苦情は受けていました。結果、2階の方はそれが原因で引っ越すことになったのですが、引っ越し作業中に事件が起こってしまいました。

弁護士へ依頼

事件の内容が傷害事件だったため、他の入居者の安全やこれ以上の退去を防ぐために1階の方には退去してもらうことになりました。しかし、退去して欲しい旨を伝えたところ「俺は悪くない!相手が悪いので退去するつもりはない。」と全く取り合ってはくれません。また、刃物を持ち出すぐらいですが、かなり柄も悪い感じでした。直接やり取りをすることに対して身の危険を感じました

管理会社と相談した結果、費用はかかりますが弁護士に依頼することにしました。弁護士の先生に今回の事件で退去してもらうことができるかを検討して貰いました。結果、可能性は高いという判断だったので裁判を行うことになりました。

裁判をした結果は?

正式に弁護士に着手金を支払い依頼をしましたが、裁判するにはやはり時間がかかります。3月に事件が発生し、4月に弁護士へ依頼。8月に裁判の日が決まりました。7月に裁判所からの通知が入居者が届いた段階で、退去もやむを得ないと考えたようで退去すると連絡がきました。そして7/31に無事退去してもらうことができました。

まとめ

入居者同士のトラブルは残念ながら一定の確率で発生してしまいます。多いのはやはり騒音のトラブルです。ただ、この事件では誰も得をしていないですよね。私は賃料の減収に加え裁判費用で30万程度かかりました。入居者の方はどちらも不快な思いをした上で引っ越し費用もかかります。ある程度不満はあるとは思いますが、一線だけは越えてはいけないと思います。今回ケガがなかったことだけは幸いでした。

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